お問い合わせフォームの改善

お問い合わせフォームを改善する方法

オンラインショップ以外のウェブサイトにとって、お問い合わせを受けるというのは最も重要なゴールです。オンラインショップにとっても、購入に至る前の不安を払拭する手段として非常に重要。そのわりに、イマイチ突き詰められていないのがこのお問い合わせフォームだったりします。

いくらSEO/SEM(検索エンジン対策)をがんばったり、広告費をかけてアクセスを集めたとしても、肝心のお問い合わせフォームが練られていないと台無しです。ではどんなお問い合わせフォームがダメダメなのか、いくつか例を挙げてみましょう。

こんなお問い合わせフォームはイヤだー!

  1. 入力項目がやたらと多い

    入力項目が多すぎるのはNG

    苗字・名前・会社名・メールアドレス・電話番号・住所・性別・年齢・職業などなど。ちょっと商品やサービスについて聞きたいだけなのに、そんなにたくさん入力する必要がありますか?企業やお店側からするといろんな情報を聞いておきたいかもしれませんが、入力項目が多ければ多いほどフォームの送信率は落ちます。自分が入力する立場で考えたら…ほら、面倒臭いでしょ?

  2. やたらと入力ミスを指摘される

    やたら入力ミスが出やすいフォームもNG

    せっかくがんばって入力したのに「必須項目の入力漏れです」「全角で入力してください」「ハイフンを入れないでください」などとエラーが出て何度もやり直しさせられる。あー、もういいや、ってなりますよね?これらの面倒な事態は、システムとデザインでちゃんと回避できます。必須項目にはわかりやすい印をつけ(「*」とかではなく)、全角の入力も半角の入力も受け付けるようにし、ハイフンなしにも対応させればいいんです。

  3. フォーム送信がエラーになる

    システムエラーで送信できないのももちろんNG

    ミスなく入力が終わって「送信する」ボタンを押したのに、いつまで経っても送信が終わらない。「送信エラーのため後でやり直してください」などと表示が出る。これはサーバのスペックや通信速度、フォームのシステムに起因していることが多いです。安くても速度の遅い共用サーバを避ける、CGIではなくPHPでフォームを組み込むなど、知識と技術があれば対応できます。

  4. フォームを送った後、メールも来なければ電話もない

    連絡なしはもっとありえません

    ようやくフォームを送信できたのに、その後の返信や連絡がないなんてことも。自動返信メールに「通常○○営業日で返信します」「1週間経っても返信がない場合はお電話にてお問い合わせください(電話番号)」といった表記を組み込んでおき、企業やお店側に届くメールにも「重要!○○日以内に対応しましょう」など表記を組み込んでおけば解決できるはず。せっかくのお客さま候補からのアクションを見逃すのは本当にもったいないです。

まとめ

お問い合わせフォーム設置の際は、「入力項目を極限まで減らす」「入力ミスを出にくくする(必須項目を減らす等)」「エラーが出にくいシステムで組み込む」「すぐ返信できる仕組みを入れる」とりあえずこれだけ気をつければOK!自分が入力することを想像して、面倒臭くなく安心なフォームにしましょう。

しっかり改善できれば、それだけで問い合わせ率が2〜3倍になることもあります(当社クライアントさまの場合)。ちなみにお問い合わせフォームの改善のことを、「エントリーフォーム最適化(EFO:Entry Form Optimization)」って言ったりするんですって。そんなにアルファベットばっかり使わんでもいいのに(笑)

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