GA4、結局どこを見ればいいの?Web担当者がまず押さえるべき3つのポイント

GA4、結局どこを見ればいいの?

「ホームページ制作会社の人に『解析見られるようにしてます』って言われたけど、どこをどう見ればいいか分からない…」
「毎日見る時間はないけど、サイトの状態くらいは把握しておきたい」

こんな悩みを抱えているWeb担当の方も多いのではないでしょうか。
(というか、上記のようなことをよく相談されます)

ご安心ください。多機能なGA4のすべてを使いこなす必要はありません。まずは、ホームページの成果に直結するいくつかのポイントを定期的にチェックするだけで、サイトの健康状態を把握し、次の一手を考えることができます。

今回は、Webのプロが「まずここだけは見てほしい」と考える、超重要な3つのポイントとその改善アクションをお伝えしますね。

ポイント1:サイトの「集客状況」をまとめて把握する

まず最初に、サイトの集客がうまくいっているかを、このレポート1つでまとめて確認しましょう。ここでは「森(全体像)」と「木(内訳)」の両方を見ることができます。

◆ GA4のどこで見る?
[レポート] > [ライフサイクル] > [集客] > [トラフィック獲得]

森と木のイラスト

1. まずは「森」を見る(表の一番下の”合計”行)

  • ユーザー数: サイト全体の人気度です。
  • エンゲージメント率: サイト全体の満足度です。

この2つを見ることで、「サイトの集客力は先月と比べて上がったか?下がったか?」という全体的な健康状態がわかります。

2. 次に「木」を見る(表の各行)

  • チャネル別の数値: ユーザーがどこから来たか(Organic Search, Directなど)の内訳です。

「検索からの流入が増えているな」「SNSからの流入が少ないから、もっと頑張ろう」といった、どの集客施策が効果的かを判断できます。

【改善例】

  • 全体のユーザー数が少ない場合…
    SEOやSNSなど、ホームページへの入り口を増やす施策を検討しましょう。
  • 特定のチャネルが弱い場合…
    例えば「Organic Search」が弱いならブログ記事を、「Organic Social」が弱いならSNS投稿を強化するなど、具体的な対策を立てます。

ポイント2:サイト内の「人気コンテンツ」を把握する

次に、「サイトの中で、どのページが一番貢献してくれているのか」を確認します。人気のページは、お客様が最も関心を持っている内容であり、ビジネスチャンスの宝庫です。

◆ GA4のどこで見る?
[レポート] > [ライフサイクル] > [エンゲージメント] > [ページとスクリーン]

よく見られているページ

見るべき指標

  • 表示回数: どのページが多く見られているか。
  • 平均エンゲージメント時間: どのページがじっくり読まれているか。

【改善例】

  • 人気のページ(表示回数が多いページ)には、お問い合わせや関連サービスへのリンクを分かりやすく設置してみましょう。
  • 読んでほしいのに見られていないページへは、人気ページから内部リンクを貼って導線を作りましょう。

ポイント3:「訪問者の特徴」を把握する

最後に、「どんな人がサイトを見に来ているか」を大まかに把握します。重要なポイントの1つが「どのデバイスで見ているか」です。

◆ GA4のどこで見る?
[レポート] > [ユーザー] > [テクノロジー] > [概要]

どんな人が見にきてる?

見るべき指標

  • デバイスカテゴリ: ユーザーがPC、スマートフォン、タブレットのどれを使っているかの割合です。

【改善例】

  • スマートフォンからのアクセスが半数以上の場合…
    あなたのホームページは「スマホで快適に見られること」が必須です。実際にスマホで自社サイトを操作してみて、文字が小さすぎないか、ボタンは押しやすいかなどを確認しましょう。もし見にくければ、スマホ対応(レスポンシブデザイン)の優先度は非常に高いということになります。
  • PCからのアクセスが多いBtoBサイトの場合…
    PCの画面で見た時の情報の整理しやすさや、資料のダウンロードしやすさなどが重要です。

まとめ:まずは月に一度の健康診断から

今回ご紹介した3つのポイント、

1. 集客状況(トラフィック獲得)
2. 人気コンテンツ(ページとスクリーン)
3. 訪問者の特徴(テクノロジー概要)


これらを定期的にチェックするだけで、ホームページの現状把握と次の一手が格段に見えやすくなります。

「もっと詳しく分析したい」「分析はできたけど、具体的な改善方法が分からない」
という時は、ぜひお気軽にご相談ください。Webサイトを成果に繋げるために、パートナーとして伴走します。

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