我が家にはオカメインコの「グリ(愛鳥の名前)」がいます。お迎えした当初はふつうの鳴き声だけでしたが、毎日口笛で同じメロディを聞かせていると、「小鳥の歌」と「チョコボのテーマ」の2曲を覚えることができました。10年経ってもへたっぴなままですが(笑)。ちなみに、自分の名前の「グリちゃん」もしゃべれます。
実は、この「根気強く、繰り返し、一貫したメッセージを伝え続ける」という行為、ホームページがGoogleなどの検索エンジンに評価されるための「SEO対策」の本質と似ているなぁと思います。
「SEOって難しそう…」と感じている方も、ぜひ我が家のオカメインコの話に、少しだけお付き合いください。
Googleは、賢いが“せっかち”な雛鳥
まず、Googleの検索エンジンを「世界中の情報を集めてくる、非常に賢いけど、少しせっかちな雛鳥」だと想像してみてください。

この雛鳥(Google)は、あなたのホームページがどんなサイトで、何が得意で、誰の役に立つ情報を持っているのかを、まだ知りません。なので、雛鳥に言葉や口笛を教えるように、Googleに「私たちのサイトは、こんなに価値があるんですよ」と、根気強く教え続ける必要があります。
インコに言葉を教える3つのコツと、SEOの共通点
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毎日少しずつ、同じ言葉を繰り返す(=定期的なコンテンツ更新)

インコに歌を覚えさせる時、一日に100回聞かせて、その後一週間何もしなければ、すぐに忘れてしまいます。それよりも、毎日5分でもいいから、同じメロディを繰り返し聞かせる方が、ずっと効果的です。
SEOも同じで、ホームページを作って放置していると、Googleはすぐにそのサイトの存在を忘れてしまいます。週に一度、月に一度でも構いません。お客さまの役に立つブログ記事を更新したり、事例を追加したりと、「このサイトはちゃんと生きて、活動していますよ」と、定期的にアピールし続けることが重要です。
これが、Googleに「このサイトは信頼できる情報源だ」と認識してもらうための第一歩になります。 -
分かりやすく、一貫した言葉で話しかける(=専門性とテーマの統一)

もし私が、愛鳥に「おはよう」と教えたいのに、ある日は「グッドモーニング」、次の日は「ボンジュール」と話しかけていたら、インコは混乱してしまいますよね。
ホームページも同様に、「私たちは〇〇の専門家です」というテーマを一貫させることが大切です。
例えば、工務店のサイトであれば、「家づくりに関する悩み」を解決する記事(耐震、断熱、資金計画など)を中心に発信し続ける。そうすることで、Googleは「このサイトは“家づくり”について非常に詳しいサイトなんだな」と学習し、専門家として高く評価してくれるようになります。
あちこちのテーマに手を出すのではなく、まずは自社の強みが活かせるテーマに絞って、情報を深掘りしていくのが成功の秘訣です。 -
ご褒美をあげて、信頼関係を築く(=読者の満足度を高める)

インコが上手に口笛を吹けたら、すかさず褒めて、大好きなおやつをあげます。そうすると、「これをすると良いことがある」と学習し、信頼関係が深まっていきます。
SEOにおける「ご褒美」とは、ずばり「読者の満足」です。
Googleが最も重視しているのは、「検索したユーザーが、そのページを読んで満足したか?」という点。
あなたの記事を読んだ人が、「なるほど、知りたかったことが分かった!」「この記事、すごく役に立ったな」と感じてくれれば、ページの滞在時間が長くなったり、他のページも読んでくれたりします。Googleはその行動をしっかりと見ていて、「このページはユーザーを満足させる良いページだ」と判断し、検索順位を上げてくれるのです。
小手先のテクニックではなく、読者のために、誠実に、分かりやすい情報を提供する。これが、Googleとの信頼関係を築く上で、何よりも大切な「ご褒美」になります。
まとめ:焦らず、愛情を持って育てていきましょう
愛鳥が言葉を覚えるのに時間がかかるように、SEO対策も、成果が出るまでには数ヶ月、時にはそれ以上の時間が必要です。すぐに結果が出ないからと諦めてしまうのは、一番もったいないことです。
大切なのは、焦らず、諦めず、あなたが持つ価値や専門知識を、それを必要としている未来のお客様のために、愛情を持って発信し続けること。
もし、「何を発信すればいいか分からない」「続けるのが難しい」と感じたら、ぜひ私たちにご相談ください。あなたの会社の魅力を引き出し、Googleにも、未来のお客さまにも愛されるWebサイトを、一緒に育てていきましょう。
※4枚目の画像が変な顔でお気に入りです。